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大学広報 instagram運用ガイド:プロフィール設計・リンク導線・保存される投稿
動画制作
2025.12.31

大学広報 instagram運用ガイド:プロフィール設計・リンク導線・保存される投稿

大学の情報発信は、文章だけでは伝わりにくい場面が増えています。キャンパスの空気感、学生の表情、授業の雰囲気、研究の臨場感、先生の人柄。こうした要素は、Instagramの投稿だけでも十分に伝わります。一方で、大学広報 instagram運用を始めると、次の悩みが起きがちです。

投稿はしているのに、オープンキャンパス予約や資料請求に結びつかない。フォロワーは増えても、受験生に届いている実感がない。担当者が変わるたびに、運用の目的と基準が揺れる。ストーリーズは頑張っているのに、フィードの資産が残らない。

このズレを減らすコツは、センスではなく設計です。プロフィールで迷わせない。リンク導線を目的別に分ける。保存される投稿を定型化する。さらに、投稿の役割を分担し、継続できる運用フローにする。ここでは、大学広報の現場でそのまま使える形で、プロフィール設計・リンク導線・保存される投稿を中心に整理します。


まず決めるべきはInstagramの役割

Instagramは、公式サイトのように情報を網羅する場所ではありません。出願手続きや制度説明を最後まで完結させる場所でもありません。強いのは、印象を作り、検討の材料を増やし、次の行動の入口になれることです。

最初に、Instagramに担わせる役割を言葉にします。おすすめは次の3段階です。

  • 役割1:発見の入口
    初めて大学を知る、印象が変わる、雰囲気が伝わる
  • 役割2:比較の材料
    学部・学科の違い、学生生活、支援制度の要点が分かる
  • 役割3:行動の入口
    オープンキャンパス予約、資料請求、相談、説明会申込へつなげる

重要なのは、1つの投稿で全部をやらないことです。フィードは資産、ストーリーズは接触回数、リールは発見、というように役割分担すると運用が安定します。


プロフィール設計は広報の入口ではなく、迷子防止の装置

大学のInstagramで成果が出ない原因として多いのが、プロフィールが弱いことです。投稿がどれだけ良くても、プロフィールで迷わせるとリンククリックも保存も伸びません。プロフィールは、第二の案内所です。初見の人が10秒で理解できる状態を作ります。

1)名前欄で何のアカウントか即答できるようにする

プロフィールの表示名は、検索にも効きます。略称だけにせず、地域やキャンパスも入れると強いです。

  • 〇〇大学 入試・学生生活(公式)
  • 〇〇大学 オープンキャンパス情報
  • 〇〇大学 〇〇キャンパス 公式

運用目的が入試寄りなら、入試・OCが見える表記に寄せます。

2)自己紹介文は「誰に・何が・どこに」を短く

良いプロフィール文は、丁寧な挨拶よりも、役立つ約束が先にあります。

構成テンプレ

  • 誰向け:受験生/保護者/高校教員
  • 何が分かる:学部の学び、学生生活、入試の要点、支援制度
  • どこへ:OC予約、資料請求、よくある質問、相談窓口

例(文章の型)
受験生・保護者向けに、学部の学びと学生生活、入試の要点を分かりやすく発信。
OC日程・予約、資料請求、相談はリンクから。

ここで頑張って盛るより、迷わない情報設計が勝ちます。

3)固定投稿は「初見向けの3点セット」にする

フィードの上部に固定できる投稿は、大学広報では特に重要です。おすすめは3本です。

  • 固定1:はじめての人向け案内
    このアカウントで分かること、見どころ、よく使う導線の説明
  • 固定2:オープンキャンパス案内
    日程、予約、当日の回り方、よくある不安の解消
  • 固定3:学部・学科の入口
    学部一覧、学びの特徴、比較のポイント、向いている人

固定投稿があるだけで、プロフィール遷移からの行動率が変わります。

4)ハイライトは「相談されやすい順」に並べる

ストーリーズは流れますが、ハイライトは資産になります。大学広報で使いやすいハイライト構成は次の通りです。

おすすめハイライト例

  • OC
  • 入試
  • 学費・支援
  • 学部紹介
  • 学生生活
  • キャンパス
  • 留学
  • 就職・キャリア
  • よくある質問
  • 相談窓口

ポイントは、可愛い名前よりも、検索される言葉で揃えることです。ハイライトの最初の1枚目に、結論のカードを置くと親切です。


OCハイライトの1枚目:予約方法と日程の見方
入試ハイライトの1枚目:方式一覧と締切の見方


リンク導線は「1本にまとめない」。目的別に分ける

大学の導線設計で起きがちな失敗は、プロフィールのリンク先がトップページ、または情報量が多すぎる総合ページになっていることです。受験生は迷った瞬間に戻ります。リンクは少なく、短く、目的別に分けます。

導線は4種類に分けると整理しやすい

  • 導線A:雰囲気を掴む
    行き先:大学紹介、学生生活、キャンパスのまとめ
  • 導線B:オープンキャンパス
    行き先:日程一覧 → 予約(最短で)
  • 導線C:入試の不安解消
    行き先:入試の要点ページ(長いPDF直リンクは避ける)
  • 導線D:相談
    行き先:相談予約、問い合わせ、チャット導線

プロフィールリンクは、見せたいもの全部ではなく、受験生が次にやることだけを置きます。

リンクの見せ方は「ページ名」ではなく「得られる結果」で書く

悪い例

  • 入試情報はこちら
  • オープンキャンパスページ
  • 学部紹介

良い例

  • 出願までの流れを1ページで確認
  • OC日程を選んで予約する
  • 学部の違いを3分で比較
  • 相談予約をする(不安を解消)

リンクは、行動の説明になっているほどクリックされます。

ストーリーズのリンクは「その場で完結」させる

ストーリーズは、フィードより行動が起きやすい反面、迷わせると一瞬で離脱します。

運用の型

  • ストーリーズで結論を先に言う
  • 次の1歩を1つに絞る
  • リンク先が何かを予告する
  • 入力が必要な場合は手順の短さを伝える


今日のOC、空き枠がある日程だけまとめました。リンク先で日程を選ぶだけです。

リンクが弱いときに疑うポイント

  • リンクが多すぎて選べない
  • 目的別に分けていない
  • スマホで開いたときに最初の画面で迷う
  • 予約や資料請求のボタンが遠い
  • フォームが長い、入力が面倒

導線は投稿の努力よりも、入口の整備が効くことが多いです。


保存される投稿は「未来の自分のためのメモ」を作ること

Instagramで大学広報が本当に取りにいきたい反応は、いいねより保存です。保存は、後で見返す価値があるという意思表示で、検討に近い行動です。保存される投稿は、映えよりも役立つ情報が勝ちます。

保存が増えやすい投稿の型

  • チェックリスト
    OCの持ち物、当日の回り方、出願前確認
  • 期限・タイムライン
    出願までのスケジュール、OCのおすすめ時期、奨学金の流れ
  • 比較表
    学部の違い、入試方式の違い、授業スタイルの違い
  • 失敗回避
    よくあるミス、注意点、誤解されやすいポイント
  • 1分でわかる要点
    制度の要点、支援制度の要点、相談先の使い分け
  • Q&Aまとめ
    よくある質問、保護者の質問、ひとり参加の不安

保存される投稿は、読むための投稿です。写真が主役ではなく、情報が主役の設計にします。

カルーセル投稿は「1枚目で勝負、最後で行動」

大学広報のカルーセル(複数枚投稿)は相性が良いです。構成は固定できます。

おすすめ構成テンプレ(8枚)
1枚目:結論(誰向け、何が得られる)
2枚目:全体像(目次、3つのポイント)
3〜6枚目:要点(1枚1情報)
7枚目:よくある勘違い・注意点
8枚目:まとめ+保存の一言+次の行動

最後はリンク誘導より、保存や共有を促すと伸びやすいです。導線は、別の投稿やストーリーズで回収してもいいです。

締めの言い方例

  • あとで見返せるように保存しておいてください
  • OC前日に見返す用に保存推奨
  • 迷ったらこの投稿に戻ってください

キャプションは長文より、読み方を助ける

キャプションは作文ではなく、読み方の補助です。

おすすめ構成

  • 最初の2行:誰向け、何が分かる
  • 箇条書き:要点3つ
  • 最後:保存・質問・次に見てほしい投稿

例(最後の一言)
気になる点はコメントで質問ください。入試の要点まとめはハイライトにもあります。


投稿の柱を決めると、ネタ切れしない

大学広報のInstagramは、柱を固定すると安定します。おすすめは次の4本柱です。

  • 入試:不安を減らす
  • 学生生活:入学後が想像できる
  • 学び・研究:魅力と価値が伝わる
  • 支援・進路:安心材料を出す

週の回し方例(週3投稿)

  • 1本目:学生生活(空気感)
  • 2本目:入試・支援(保存系)
  • 3本目:学び・研究(魅力系)

ストーリーズは、裏側や日常の接触回数として毎日少しだけでも強いです。フィードは資産として週2〜3本でも十分回ります。


フォーマット別の使い分け

Instagramは、フィードだけで戦うと損です。機能ごとに得意が違うので、役割分担します。

フィード(写真・カルーセル)

得意:保存、検索、資産化
向いている内容:チェックリスト、比較、まとめ、Q&A、学部紹介

リール(短尺動画)

得意:発見、初見獲得
向いている内容:キャンパスの雰囲気、授業の一瞬、研究の入口、学生の一言

リールは、説明を詰め込みすぎない方が伸びます。雰囲気の1点突破で、次の行動はプロフィールに任せます。

ストーリーズ

得意:行動、関係づくり
向いている内容:当日告知、空き枠案内、Q&A、投票、リンク誘導

ストーリーズは、反応を取る場です。質問箱、投票、クイズは大学でも使いやすいです。

ハイライト

得意:迷子防止、問い合わせ削減
向いている内容:OC、入試、学費、相談、よくある質問


運用フローを固定すると、継続できる

運用が止まる原因は、毎回ゼロから考えることと、確認の手戻りです。フローを固定します。

1)月1回:企画会議(次の8〜12本を決める)

決める項目(テンプレ)

  • 誰向けか
  • 投稿の目的(保存を取る/雰囲気を出す/行動につなぐ)
  • 投稿形式(カルーセル/リール/ストーリーズ)
  • 要点(3つ)
  • CTA(1つだけ)

2)月1回:撮影日(まとめ撮り)

おすすめは、同じ場所で3本作ることです。
図書館で「席の種類」「静音ゾーン」「予約のコツ」。
学食で「人気」「混雑回避」「価格帯」。
OCで「当日の回り方」「持ち物」「ひとり参加不安」。

まとめ撮りができると、投稿が止まりません。

3)週1回:編集・投稿準備

  • フィードはテンプレ(表紙・文字量・色味の基準)を決める
  • リールは字幕を最優先(無音でも伝わる)
  • 投稿前チェックを短く固定する

4)投稿前チェック(最低限)

  • 個人情報の写り込みがない
  • 学生の許諾が取れている
  • 入試や日程の誤情報がない
  • 煽りすぎ、誤解を招く表現がない
  • 次の行動が1つに絞れている

KPIは再生数より「保存」と「導線」で見る

Instagramは、数字に振り回されると続きません。週次と月次で見るものを分けます。

先行指標(週次で改善しやすい)

  • 保存数、保存率
  • シェア数
  • プロフィールアクセス
  • リールの視聴維持(冒頭離脱)
  • ストーリーズの離脱(どこで落ちたか)

行動指標(月次で確認)

  • リンククリック
  • 予約、請求、相談などの完了数(可能な範囲で)
  • OC前の投稿が伸びたか、当日の質問が減ったか

保存が伸びた投稿は、大学選びの検討に残る投稿です。再生が伸びなくても、保存が強いなら価値があります。


よくある失敗と直し方

失敗1:投稿がバラバラで大学の強みが残らない

直し方:柱を固定し、週の並びを決める。保存系と雰囲気系を混ぜる。

失敗2:プロフィールから行動につながらない

直し方:固定投稿とハイライトを整える。リンクを目的別にし、行き先の説明を短く書く。

失敗3:いいねは付くが保存が伸びない

直し方:まとめ、チェックリスト、比較、期限など「後で必要になる」投稿に寄せる。

失敗4:ストーリーズが頑張り損になる

直し方:ストーリーズで出た質問や反応を、フィードの保存投稿に変換して資産化する。


迷わないための最初の30日プラン

最後に、立ち上げ期におすすめの進め方です。完璧を目指すより、型を作るのが優先です。

1週目:プロフィール整備

  • 表示名、自己紹介、固定投稿3本、ハイライト整備

2週目:保存投稿を2本作る

  • OCの回り方
  • 入試の要点(よくある誤解つき)

3週目:雰囲気リールを2本作る

  • キャンパスの1日
  • 授業の一瞬(無音でも伝わる字幕)

4週目:導線チェック

  • ストーリーズからリンク誘導を1回実施
  • クリックが起きたか、迷子がいないか確認
  • 次月の投稿テーマを8本決める

これを回すだけで、大学広報 instagram運用は「頑張り」から「仕組み」に変わります。


大学のInstagramは、映えるかどうかより、迷わせない設計と、保存される情報の資産化で強くなります。プロフィールで入口を整え、リンク導線を目的別に分け、保存される投稿を定型化する。この3点が揃うと、投稿の成果が読みやすくなり、改善のスピードが上がります。まずは、固定投稿3本と、保存系カルーセル2本から始めてください。そこから運用は一気に楽になります。

ご相談事項あればメールにてお気軽にお問い合わせください。