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活用用途別に見る動画制作事例集:企業が成功を掴む映像戦略の全貌
動画制作
2025.06.07

活用用途別に見る動画制作事例集:企業が成功を掴む映像戦略の全貌

はじめに

近年、スマートフォンの普及やSNSの隆盛に伴い、あらゆる企業が動画を活用したプロモーションや情報発信に力を入れるようになりました。その背景には、“視覚と聴覚”の両面から訴求できる動画が、多くのユーザーに強い印象を残しやすいという理由があります。
この記事では「活用用途別」の目線で動画制作を行い、実際に成果を上げている事例をまとめた「動画制作事例集」をご紹介します。商品のPRから採用、教育研修、ブランディングに至るまで、動画を使った取り組みは幅広く存在します。それぞれの事例にはどのような狙いと工夫があるのか、詳しく見ていきましょう。


1. マーケティング・プロモーションでの動画活用

1-1. 商品・サービス紹介動画

事例:化粧品メーカーの使用感デモンストレーション
化粧品の良さを文章や写真で伝えるのは難しい場合があります。ある化粧品メーカーでは、実際のモデルが商品を使う様子を動画に収録し、肌の質感やテクスチャをリアルに見せることで購買意欲を高めました。さらにビフォーアフターを比較する演出を入れたことで、ユーザーが効果をイメージしやすくなり、ECサイトでの売上が大幅にアップしたそうです。

1-2. SNSキャンペーン動画

事例:ファッションブランドのショートムービー広告
InstagramやTikTokなど、短尺動画が主流のSNSを使ったキャンペーン動画の作例です。ファッションブランドが新作コレクションを数十秒程度のショートムービーで紹介し、モデルたちのコーディネート術やライフスタイルの一部を切り取った動画を配信しました。ハッシュタグを活用して拡散を促すとともに、ユーザーの投稿参加を促す仕組みを作った結果、ブランド認知度とファンコミュニティの拡大に成功しました。

1-3. ブランディングムービー

事例:自動車メーカーのブランドストーリー動画
高級車ブランドが、企業理念や伝統、開発ストーリーをドラマ仕立てで制作したブランディングムービーを公開しました。高品質な映像と心に響くBGM、そしてこだわりぬいたストーリーテリングによって視聴者の感動を誘い、SNSで拡散。車自体の訴求だけでなく「ブランドの世界観」そのものへの共感を得ることに成功し、ウェブサイトへのアクセスやモデル試乗への申し込みが急増しました。


2. 採用活動における動画活用

2-1. 企業紹介・リクルート動画

事例:ITベンチャー企業の社員インタビュー映像
採用ページに、若手社員のインタビューを中心とした動画を掲載することで、内定者から「入社前の不安が減った」という声が多く寄せられるようになりました。社員が語る具体的な仕事内容や会社の文化を映像で見ると、文字情報だけではわからない社内の雰囲気やエネルギーを、求職者がリアルに感じ取れます。結果として応募者数の増加だけでなく、ミスマッチが減少したという成果も得られました。

2-2. 仕事体験VR・オフィスツアー動画

事例:製造業の工場見学バーチャルツアー
製造業の工場では、重機や作業ラインなどが稼働している様子を動画やVRで撮影し、それをオンラインで公開しました。遠方の学生や転職者でも、実際の現場を間近で見学しているような感覚を味わえます。「社内の安全対策や設備のレベルを知りたい」という求職者の不安を軽減すると同時に、仕事現場の魅力を強くアピールできました。


3. 社内教育・研修での動画活用

3-1. Eラーニングコンテンツ

事例:多店舗展開のチェーン店がマニュアルを動画化
全国に数百の店舗を持つ飲食チェーンでは、調理方法や接客マナーを動画にまとめてマニュアル化しました。テキストだけのマニュアルに比べて、実践的な動きや注意点が視覚的にわかりやすく、研修時間を大幅に短縮。動画を何度も繰り返し視聴することで、店舗間のサービス品質を均一に保てるようになりました。

3-2. 社員向けセミナー・スキルアップ動画

事例:専門知識の研修を分野別に細分化
IT企業では、プログラミング言語やセキュリティ対策など、分野ごとの専門研修動画を作成。動画コンテンツはオンデマンドで配信され、社員は自分の好きなタイミングで学習できる仕組みを構築しました。社内ポータルサイトで視聴履歴や受講テストの結果を管理することで、学習意欲が高まり、組織全体のスキルレベル向上につながったといいます。


4. 顧客サポート・ユーザー教育への動画活用

4-1. FAQ動画・操作ガイド

事例:電子機器メーカーのトラブルシューティング動画
電子機器メーカーがコールセンターの問い合わせ件数削減のために、よくある質問への回答を動画化しました。テキストでは理解しにくい配線や設定画面の操作手順を映像でステップごとに解説し、FAQページに設置。視聴者からは「これを見ればほとんどの疑問が解決できる」「サポートに連絡する手間が省けて助かる」と好評で、コールセンターに寄せられる問い合わせが大きく減少しました。

4-2. ユーザーコミュニティ強化

事例:ソフトウェア開発企業のオンライン講習会
自社製品のユーザーを対象にオンラインで講習会を定期開催し、録画をいつでも視聴できるようアーカイブ化。ユーザー同士が意見交換できるコミュニティプラットフォームと連携し、学び合いの場所を作りました。製品の使い方や高度な設定方法を身に付けた“ヘビーユーザー”が増えたことで口コミが広がり、新規導入企業も増加しています。


5. ライブ配信・イベント動画活用

5-1. ウェビナー・オンラインセミナー

事例:人事コンサルティング会社の定期ウェビナー
毎月テーマを変えて人事課題やチームビルディング、評価制度などのトピックでウェビナーを開催し、その動画を会員制サイトで公開。リアルタイムで参加できない人にもオンデマンドで視聴できる仕組みを設けることで、リード獲得とブランド認知度の向上を両立しました。Q&Aコーナーでは参加者の具体的な悩みに答えるなど、インタラクティブなコミュニケーションが好評を博しています。

5-2. ライブコマース・オンライン販売イベント

事例:小売業のライブ配信販売
店舗に来店できない顧客に向けて、商品の特徴や使用感をライブ動画で紹介し、その場で購入決済まで完結する仕組みを導入。放送中にリアルタイムでチャット質問に応答しつつ、サイズやカラー違いを見せるなど、テレビショッピングのような臨場感を提供しました。コロナ禍でも売り上げを維持どころか拡大につなげることに成功したケースです。


6. エンタメや地域活性化での動画活用

6-1. 観光PR・地域ブランディング

事例:地方自治体のプロモーション動画
観光客誘致を目的に、自治体や観光協会が地元の魅力をまとめた映像を制作。SNSだけでなく、Web広告や動画共有サイトを通じて国内外へ発信しました。地元の食文化や伝統行事、自然豊かな景観をドラマ仕立てで見せることで、“一度は行ってみたい”と感じてもらえるよう工夫。実際に問い合わせや観光客数が増加し、地域活性化につながったという報告もあります。

6-2. イベントアーカイブ・ハイライト動画

事例:音楽フェスのハイライト映像
大規模音楽イベントでは、来場者だけが味わえる臨場感を動画として編集し、ハイライト映像を公式サイトやSNSで公開。来場できなかったファンへのサービスとしても好評で、次回開催時にさらなる集客を呼び込む仕組みを確立しました。出演アーティストやスポンサー企業の認知拡大にも寄与し、参加者・協賛者双方にメリットがあります。


7. まとめ:自社に合った動画制作事例を見つけ、次の一手を

動画は、テキストや静止画では伝えきれない情報を、視覚と聴覚を通じて短時間で効果的に伝達できる強力な手段です。「活用用途別」にまとめた「動画制作事例集」を見てもわかるとおり、マーケティングから採用、教育、顧客サポート、ブランディング、さらには地域活性化まで、動画の可能性は広がっています。
ポイントは、自社の目的やターゲットに合わせて最適な映像手法と配信方法を選ぶこと。SNSを多用するなら短尺でインパクト重視、サービスをわかりやすく説明したいならアニメーションや実演映像など、狙いに応じた工夫が求められます。さらに、制作した動画を活かすための効果測定やPDCAの実践も忘れずに行いましょう。

もし、自社のビジネス課題や目標に合った動画戦略を考えたい方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。豊富な実績と最新のトレンドをもとに、最適な企画から制作・配信、そして運用サポートまでトータルにご提案いたします。動画を最大限に活用して、新たな成果や顧客との絆を生み出す第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。