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大学広報 動画の効果測定:視聴維持率・クリック・出願導線につなげる方法
動画制作
2025.12.25

大学広報 動画の効果測定:視聴維持率・クリック・出願導線につなげる方法

大学広報 動画を作り続けていると、次の壁にぶつかりやすくなります。再生回数は伸びたのに、オープンキャンパス予約や資料請求が増えた実感がない。コメントは付くが、出願につながっているのか判断できない。担当者が変わるたびに、何を成功とみなすかが揺れる。こうした悩みは、動画の評価指標を「再生」だけで止めてしまうと起きやすいものです。

大学広報の動画は、商品購入のようにその場で完結しにくく、検討期間も長いのが特徴です。だからこそ、視聴維持率で内容の強さを見て、クリックで行動のきっかけを測り、出願までの導線で成果を確かめる、という段階的な効果測定が必要になります。ここでは、大学広報 動画を「数字で改善できる状態」にするための考え方と、具体的な測り方・改善の打ち手をまとめます。


効果測定の前に決めるべき「ゴールの階段」

大学広報 動画の成果を一つの数字で語ろうとすると、だいたい無理が出ます。まずは、動画の役割を階段に分けます。

  • 第一段:知ってもらう(認知)
  • 第二段:理解してもらう(興味・比較)
  • 第三段:行動してもらう(資料請求、OC予約、相談)
  • 第四段:出願につながる(志願、受験、入学)

動画はこの全部に関われますが、一本の動画が全部を担う必要はありません。例えば、研究紹介の短尺は第一段と第二段に強い。入試制度の解説は第二段と第三段に強い。出願直前の注意点は第三段と第四段に強い。役割を先に決めると、見るべき指標も自然に定まります。


指標は3つの箱に整理するとブレない

効果測定は、次の3つの箱に分けると運用が安定します。

  • A:視聴の質(最後まで見てもらえたか)
  • B:行動のきっかけ(クリックや遷移が起きたか)
  • C:出願導線の結果(資料請求やOC予約、その後の出願に近づいたか)

大学広報の現場では、Aだけ、またはBだけで終わりがちです。しかし実際は、Aが弱いとBは伸びづらく、Bが弱いとCは起きません。3箱をセットで見ることで、「何が原因で伸びないのか」を切り分けられるようになります。


視聴維持率を「内容の強さ」として読む

視聴維持率は、動画のどこで離脱したかを示す指標です。再生回数よりも、改善に直結します。ここで重要なのは、平均値だけで判断しないことです。グラフの形を読みます。

よくある離脱パターンと意味

・冒頭3〜5秒で急落する
最初に視聴者が「自分に関係ない」と判断している可能性が高い。タイトルと導入の約束が一致していない、結論が遅い、映像が地味、音や字幕がない、などが原因になりやすいです。

・中盤で段差のように落ちる
説明が長い、専門用語が続く、同じ絵が続く、話が脇道にそれる、などで集中が切れているサインです。大学広報 動画は丁寧に説明したくなりますが、丁寧さと冗長さは別物です。

・最後まで緩やかに残るが、伸びない
内容は悪くないが、視聴者の期待を超える要素が少ない可能性があります。具体例、数字、比較、ストーリーの転換など、記憶に残る要素が必要です。

視聴維持率を上げるための実践ポイント

  • 冒頭で「誰向け」「何が得られる」を一文で言う
    例:受験生向けに、総合型選抜の準備で最初にやることを3つに絞って説明します。
  • 先に全体像を見せる
    最初に3項目の見出しを出すと、視聴者が安心して見続けやすくなります。
  • 一文を短く、専門語は言い換える
    「単位互換」などは補足を添え、「別の大学で取った学びを単位として認める仕組み」など、言い換えを習慣化します。
  • 同じ画が7秒以上続かないようにする
    話者の顔だけで引っ張らず、キャンパス風景、スライド、テロップ、資料の一部、手元などを挟んでテンポを作ります。
  • 要点は字幕だけで伝わる形にする
    音無し視聴の割合が高い場面を想定し、キーワードと結論は画面上に出します。

大学広報の動画効果測定では、視聴維持率を「編集の採点表」として使うのが基本です。内容が良いか悪いかの議論ではなく、どこを直せば次が伸びるかを決める材料になります。


クリックを増やすのは、リンクではなく「次の一歩」の設計

クリックは、動画から外部へ動いたかを示します。多くの大学広報で起きる失敗は、リンクを置けばクリックされると思ってしまうことです。実際は、視聴者が次に何をすればよいかが具体的でないと、クリックは起きません。

クリックを生む導線の作り方

  • 行き先を「ページ名」ではなく「得られる結果」で言う
    悪い例:詳しくは入試ページへ
    良い例:出願に必要な書類のチェックリストをここで確認できます
  • 動画内で、クリック後の画面を予告する
    クリックの先が想像できると不安が減り、遷移が増えます。例えば「このあと、予約フォームで日程を選ぶだけです」と言うだけでも効果があります。
  • CTAは1本の動画に1つに絞る
    資料請求、OC予約、学科ページ、LINE登録…全部を詰め込むと、結局どれもしないで終わりがちです。動画の役割に合わせて一つに絞ります。
  • CTAは終盤だけでなく、中盤にも置く
    視聴者は全員が最後まで見ません。特に60〜90秒の動画では、20〜40秒地点に一度CTAを入れると取りこぼしが減ります。

クリックの指標で見るべきもの

  • 表示回数とクリック率(CTR)
  • リンククリック数(プロフィール、概要欄、固定コメントなど場所別)
  • クリック後のサイト滞在(すぐ戻っていないか)
  • クリックは増えたのに成果が増えない場合、行き先のページが弱い可能性

クリックは「動画が良い」だけでは伸びず、「次の行動が簡単」なほど伸びます。大学広報では、クリック先が情報量の多い総合ページになりがちです。迷わせるページに送ると、せっかくの熱が冷めます。クリックの先は、できるだけ目的別に分けた入口が向いています。


出願導線につなげるために必要な計測のしかけ

大学広報 動画の最終成果を出願に置くなら、動画から出願までの「途中」を見える化しないと判断できません。出願は季節性が強く、動画の影響がすぐに表れないこともあるからです。

出願導線の中間成果として扱いやすいもの

  • オープンキャンパス予約
  • 資料請求
  • 受験相談(オンライン相談含む)
  • メルマガ登録、LINE登録
  • 学科ページの閲覧(特にカリキュラム、就職、入試要項)
  • 募集要項PDFの閲覧やダウンロード

これらを「コンバージョン」として置くと、動画の成果が追いやすくなります。

計測の基本セット

  • 動画ごとに、遷移先を分ける
    同じ入試ページに送るのではなく、テーマ別の入口を用意します。例:総合型向け、一般選抜向け、学費支援向け、学科比較向け。入口が分かれていると、どの動画が何を動かしたかが見えやすくなります。
  • 流入元を判別できる印を付ける
    動画からの流入を、他の流入(検索、広告、SNS投稿、メール)と区別できる状態にします。投稿ごとに判別できるようにしておくと、出願期に「効いた動画」が後から検証できます。
  • フォーム側で「どこから来たか」を記録する
    資料請求やOC予約の入力フォームで、流入元の情報が残るようにします。視聴者は複数回接触してから行動することも多いので、入口の情報が残るだけで分析精度が上がります。
  • 大学内の管理データとつなげる
    可能なら、相談予約やOC参加者、資料請求者が、後に出願したかどうかを追える形にします。個人情報の扱いには十分配慮が必要ですが、匿名集計でも傾向は見えます。ここができると、大学広報の動画が単なる広報ではなく、募集戦略として回り始めます。

数字が伸びないときの原因切り分けの順番

現場で一番困るのは、「数字が伸びないけど、どこを直せばいいかわからない」状態です。3箱の考え方に沿って、次の順番で切り分けます。

1)視聴維持率が低い
まず内容と編集の問題。冒頭の言い方、テンポ、画の変化、要点の整理から直します。クリック導線をいじる前に、見られていない問題を解決します。

2)視聴維持率は悪くないのにクリックが少ない
次の行動が伝わっていない可能性。CTAの言い方が弱い、場所が遅い、行き先が曖昧、行動が面倒、などを疑います。

3)クリックはあるのに資料請求やOC予約が増えない
クリック先のページやフォームが原因の可能性。ページが長すぎる、スマホで入力しにくい、何をすればいいか分かりにくい、安心材料が足りない(費用、日程、アクセス、よくある質問)、などが典型です。

4)資料請求やOC予約は増えたのに出願が増えない
ここは大学広報だけでなく、説明会の内容、フォローの質、学科との接点、出願期の情報提供など、複数要因になります。ただし動画でできることもあります。例えば、出願直前の不安を解消する解説動画、保護者向け動画、面接対策の要点整理など、背中を押す動画を増やすと、最後の一押しになりやすいです。


改善の打ち手:視聴維持率を上げる編集の型

効果測定は測るだけでは意味がありません。改善の型を持つと回ります。

導入の型

  • 結論を先に出す
    「今日は、推薦入試の準備でやるべきことを3つに絞って話します」
  • 視聴者の不安を言語化する
    「何から始めればいいか分からない、という人が一番つまずきやすいポイントです」
  • 動画の約束を明確にする
    「この動画を見終わると、今日からやることが決まります」

中盤の型

  • 1項目=20秒を目安に分割する
    長くなるほど離脱が増えるため、項目を小さく切ります。
  • 例を入れる
    大学広報は抽象的になりがちです。「たとえば」「具体的には」を必ず添えます。
  • 画面の変化を作る
    話者、スライド、キャンパス、資料、テロップの切り替えでリズムを作ります。

終盤の型

  • 行動を一つに絞って背中を押す
    「日程が埋まりやすいので、まず予約だけ先にしてください」
  • 行き先の内容を短く説明する
    「ここに、必要書類の一覧と締切がまとまっています」

これらは派手な演出ではなく、伝達効率を上げる工夫です。視聴維持率の改善は、大学広報 動画の質を上げる最短ルートになります。


改善の打ち手:クリックと導線を強くする設計

クリックを増やす工夫は、編集より設計の比率が高いです。

  • 動画のテーマと遷移先を一致させる
    学費支援の動画なら、学費支援の入口へ。学科紹介なら、その学科の入口へ。入試の動画なら、該当方式の入口へ。視聴者が探し直す必要があると離脱します。
  • 遷移先は、1画面目で「次に何をするか」が分かる
    スマホで見たとき、最初に「予約」「資料請求」「相談」などのボタンが見えないと、効果が落ちます。
  • 不安を減らす情報をセットにする
    OC予約なら、所要時間、アクセス、服装、持ち物、当日の流れ。資料請求なら、届くまでの日数、費用、どんな資料が入るか。出願なら、締切、必要書類、よくあるミス。大学広報は安心を提供できるほど強くなります。

大学広報の現場で使える、月次のレポートの作り方

毎回バラバラに報告すると、担当者が変わったときに継続できません。月次で次の項目を固定すると、会話が改善寄りになります。

  • 配信本数、テーマ内訳(入試/学生生活/研究)
  • 視聴の質:平均視聴時間、冒頭離脱、完了率、上位と下位の動画
  • 行動:リンククリック数、クリック率、クリック場所(概要欄/固定コメント/プロフィール)
  • 成果:資料請求、OC予約、相談予約などの件数と、動画経由の割合
  • 改善メモ:維持率が落ちた箇所、伸びた導入、次月のテスト項目

ポイントは、反省文ではなく「次に試すこと」を一つ決めて終えることです。例えば、導入を全動画で結論先出しに統一する、CTAを中盤にも入れる、クリック先をテーマ別に分ける、といった具体策が残る形にします。


最後に:効果測定は「出願のための会話」を作る

大学広報 動画の効果測定は、再生回数の自慢のためではありません。入試・学科・学生支援・キャリア支援など学内の関係者と、「何が受験生の不安を減らし、どの情報が行動を生み、どの接点が出願につながるのか」を共通言語で話すための道具です。

視聴維持率で内容の改善点を見つけ、クリックで次の一歩の設計を磨き、資料請求やOC予約などの中間成果を積み上げて出願導線につなげる。この流れができると、大学広報は感覚ではなく、再現性のある運用になります。

まずは、直近1か月の動画を10本選び、視聴維持率の離脱箇所を3つ拾い、CTAを一つに絞り、遷移先をテーマ別に分ける。ここから始めるだけで、数字の意味が読みやすくなり、改善のスピードが上がります。大学広報の動画は、測り方を整えるほど強くなります。


ご相談について

大学広報 動画の運用と効果測定を「継続して改善できる状態」に整えるには、設計・計測・導線改善をまとめて進めるのが近道です。動画の役割整理、指標設計、クリック導線の最適化、フォームや流入判別の設計などを含め、まずは下記に進んでいただき、現状の課題整理から相談・問い合わせしてください。