©REMI inc.

  • HOME
  • /
  • BLOG
  • /
  • 学校紹介動画の作り方と構成・企画のコツ|「入学したくなる理由」を60秒で伝える設計図
学校紹介動画の作り方と構成・企画のコツ|「入学したくなる理由」を60秒で伝える設計図
2026.02.27

学校紹介動画の作り方と構成・企画のコツ|「入学したくなる理由」を60秒で伝える設計図

学校紹介動画は、パンフレットやWebサイトだけでは伝えきれない「空気感」を短時間で届けられる広報ツールです。授業の熱量、先生と生徒の距離、キャンパスの雰囲気、部活動の活気、卒業後の進路まで、言葉では曖昧になりやすい魅力を“見てわかる情報”に変換できます。だからこそ成果は、撮影や編集の上手さだけで決まりません。企画で「誰に、何を、見たあとにどう動いてほしいか」を決め、構成で迷子にさせない流れを作る。ここができると、学校紹介動画は一気に強くなります。

動画制作.jpを運営するREMI株式会社でも、企業・教育分野を含む映像制作において、まず企画と構成を固めてから撮影に入ります。現場で撮れ高が出ても、企画が弱いと“きれいだけど選ばれない動画”になりやすいからです。この記事では、学校紹介動画の作り方を、企画から構成、台本、撮影、編集、公開後の運用まで、実務で使える形に落とし込んで解説します。

学校紹介動画は「視聴者」と「ゴール」をセットで決める

最初に決めるのは2つだけです。ここが決まると、企画も構成もブレません。

視聴者(誰に見せるか)

・受験生(中学生・高校生)
・保護者
・社会人(再進学、編入、リカレント)
・地域・企業(連携先)
・在校生(学校の一体感づくり)

ゴール(見たあとに何をしてほしいか)

・オープンキャンパス予約
・学校説明会申し込み
・資料請求
・学科ページ閲覧
・問い合わせ
・SNSフォロー

学校紹介動画の目的は「見てもらうこと」ではなく、「次の行動」を起こしてもらうことです。ゴールが決まれば、動画の最後に置くべき一言(行動喚起)も自然に決まります。

企画の核は「軸は1つ、証拠は3つ」

学校紹介動画の企画で最も大事なのは、伝える軸を1つに絞ることです。軸が複数あると、構成の中で結論がブレて視聴者が判断できません。

伝える軸の例

・実践重視の学び(現場連携、実習、プロジェクト型)
・研究・専門性の強み(設備、指導体制、成果)
・学生生活の充実(居場所、仲間、成長環境)
・進路の強さ(就職、資格、キャリア支援)
・安心材料(学費、奨学金、寮、通学、サポート)

軸を決めたら次は“証拠”です。学校の魅力は、主張だけでは信じてもらえません。証拠を3種類そろえると説得力が跳ねます。

証拠の3点セット

・数字:就職率、資格合格率、実習時間、少人数比率、留学実績、連携企業数など
・場面:授業、実習、研究、部活、発表、フィールドワーク、地域連携などの具体シーン
・人の声:学生・教員・卒業生・保護者の短いコメント

この「軸1つ+証拠3つ」が固まると、学校紹介動画の構成はほぼ自動で組み上がります。

尺を先に決めると構成がラクになる

学校紹介動画は用途によって最適な長さが変わります。使い道から逆算して尺を決めてください。

・15〜30秒:SNS広告、リール、縦型の導入(強い一言+象徴シーン)
・60秒:SNS、説明会の冒頭、学科の短尺紹介(軸1つで即決させる)
・2〜3分:公式サイト、学校説明会、オープンキャンパス事前視聴(強みは最大3つ)
・5〜7分:ブランド動画、学校の全体像、学長メッセージ入り(物語で納得させる)

短いほど「最初の数秒」と「最後の一言」が重要。長いほど「話の骨格」と「見せる証拠」が重要です。

学校紹介動画の構成テンプレ(60秒・3分・5分)

ここが記事の中心です。迷ったら、まずこの型に当てはめてください。

60秒の構成(SNS・説明会導入向け)

(1) 0〜3秒:引きつける一言(結論・驚き・共感)
(2) 3〜15秒:学校の特徴を1文で言い切る(軸の宣言)
(3) 15〜45秒:証拠を2〜3個テンポよく見せる(数字・場面)
(4) 45〜55秒:人の声(学生か教員、1文)
(5) 55〜60秒:次の行動(予約・資料請求・説明会)

3分の構成(公式サイト・学科紹介向け)

(1) 0〜10秒:結論(どんな学校か)
(2) 10〜30秒:価値観・世界観(大切にしていること)
(3) 30〜120秒:強み3本(各30秒、証拠を添える)
(4) 120〜150秒:学生の成長エピソード(短く具体的に)
(5) 150〜170秒:支援・環境(不安の解消)
(6) 170〜180秒:次の行動

5分の構成(学校全体像・ブランド向け)

(1) 0〜15秒:象徴シーンで印象づけ
(2) 15〜60秒:学校の姿勢(何を目指すか)
(3) 60〜180秒:強み3本(各40秒+つなぎ)
(4) 180〜240秒:学生生活・支援(リアルと安心)
(5) 240〜270秒:成果・進路(卒業後の姿)
(6) 270〜300秒:まとめと行動

台本の作り方は「映像」と「音」を並べるだけ

学校紹介動画の台本を文章だけで作ると弱くなります。映像と音を並べて設計すると、撮影も編集も一気にラクになります。

台本フォーマット例

・秒数
・映像(何が映るか、カメラの動き)
・テロップ(画面に出す短い文字)
・ナレーション/話者(耳で聞く言葉)
・BGM/効果音(雰囲気)
・補足(撮影場所、注意点、素材指示)

コツは2つです。
・テロップは短く、ナレーションは少し長めでOK
・同じ内容を、目と耳で重ねるほど伝わりやすい

そのまま使える60秒台本例(差し替え用)

0〜3秒
映像:象徴シーン(実験、スタジオ、フィールドワークなど)
テロップ:学びが、現場に直結する。
ナレーション:学びを、社会で使える力に変える学校へ。

3〜15秒
映像:キャンパス、授業、先生と生徒の距離感がわかるカット
テロップ:少人数×実践
ナレーション:私たちは少人数で、手を動かしながら学ぶ実践を大切にしています。

15〜35秒(証拠を2つ)
映像:プロジェクト、連携先、発表、実習の手元
テロップ:1年次からプロジェクト
ナレーション:早い段階から現場の課題に向き合い、成果を形にします。
映像:資格対策、キャリア面談、ポートフォリオ指導など
テロップ:進路まで伴走
ナレーション:学びの先まで。進路支援が日常にあります。

35〜50秒(人の声)
映像:学生インタビュー(カメラ目線で1カット)
テロップ:在校生の声
話者:挑戦の回数が増えて、自信がつきました。

50〜60秒(行動)
映像:オープンキャンパス、相談ブース、資料、Web導線
テロップ:オープンキャンパス受付中
ナレーション:まずは来て、空気感を体験してください。

撮影シーンの選び方(構成を支える素材を集める)

学校紹介動画でよく使うシーンは多いですが、闇雲に撮ると編集で迷います。さきほど決めた「軸」と「証拠」に沿って、必要なカットを揃えます。

必須になりやすいシーン

・校舎外観、アクセス、キャンパスの象徴
・授業(先生の指導、学生の表情、手元の動き)
・実習・研究(設備、器具、専門性が伝わる画)
・学生生活(昼休み、友人関係、ラーニングスペース)
・部活・課外活動(熱量が伝わる瞬間)
・成果物(制作物、発表、コンテスト、資格関連)
・支援(キャリア、奨学金、相談窓口、寮)
・インタビュー(学生、教員、卒業生)

撮影で狙うべきは「説明しなくても伝わる瞬間」です。笑顔の集合写真より、悩んで考えて、できた瞬間の表情のほうが刺さります。

撮影前の段取りチェック(学校ならではの注意点)

学校は授業や部活の時間割、撮影許可、個人情報配慮など、調整項目が増えがちです。撮影前にここまで押さえると現場が荒れません。

・撮影許可と同意:校内ルール、肖像権同意、映り込み対策、掲示物の処理
・スケジュール:授業の山、部活の見せ場、施設の混雑時間、天候代替案
・出演者:学生、教員、卒業生の候補と話す内容(言い回しは自然体で)
・音の環境:空調、チャイム、アナウンス、廊下の反響
・ショットリスト:必須、できれば、撮れなくても成立の3段階で整理
・服装と小物:制服、実習着、名札、教材、掲示物の統一感

編集で差がつくポイント(テンポ・音・字幕)

学校紹介動画は情報量が多いぶん、編集での交通整理が重要です。視聴維持に直結するポイントは次の3つです。

・テンポ:同じ画が続くと離脱する。短尺は特に5〜7秒ごとに画を変える意識
・音:BGMよりも、ナレーションとインタビューの聞き取りやすさを最優先
・字幕:スマホ視聴では音無し再生が多い。要点は字幕で拾わせる

加えて、色味(カラー)を整えると学校全体の印象が上がります。清潔感、温かさ、知的さなど、学校のブランドイメージに合わせてトーンを統一すると完成度が跳ねます。

公開後の運用で成果を伸ばす(1本を資産化する)

学校紹介動画は「作って終わり」にしないほうが成果が出ます。公開先ごとにフォーマットと導線を変えて、1本を資産化します。

・公式サイト:2〜3分版をトップや学科ページに。下に予約・資料請求の導線
・YouTube:3〜7分版を軸に、探しやすい構成で
・SNS:15〜60秒の縦型を量産。冒頭3秒で結論を置く
・広告:最短フック版で興味層を集め、説明会ページへ誘導
・説明会:会場冒頭に60秒、個別相談前に学科別30秒

運用まで見据えると、企画段階で「横型16:9だけでなく縦型9:16も撮る」「サムネ用の決めカットを作る」「テロップ前提で余白を取る」といった撮影設計に変わります。これが、学校紹介動画の作り方として一歩先の実務です。

よくある失敗と改善策(企画と構成で防げる)

失敗1:情報を詰め込みすぎて結局覚えられない
改善:軸を1つに絞り、その他は別動画に分割(学科別、部活別、施設別)

失敗2:インタビューが長くてテンポが落ちる
改善:1人1文の強い一言を複数人で繋ぐ。補足は映像で見せる

失敗3:学校の良さが抽象的で、他校と差がつかない
改善:数字、具体シーン、成果物、卒業後の姿など証拠を増やす

失敗4:見たあとに何をすればいいかわからない
改善:最後の5〜10秒は必ず行動。予約・資料請求・説明会など具体化

外注するなら「企画と運用」まで見られるパートナーを選ぶ

学校紹介動画を外注するとき、比較されがちなのは撮影機材や編集の見栄えですが、本当に差がつくのは企画と構成、そして公開後の運用です。ターゲット設計、導線、SNSや広告への展開まで視野に入れると、制作の意思決定が速くなり、投資対効果も見えやすくなります。

REMI株式会社は、動画制作に加えて、動画の広告運用やマーケティング施策、Web制作、SEO/MEO、ブランドデザインなどをワンストップで支援しています。教育分野のプロモーション動画制作にも関わっているため、学校紹介動画を「作って終わり」ではなく、「集客や応募につなげる」設計まで含めて相談しやすい体制が特徴です。

まとめ 学校紹介動画の作り方は、企画と構成で8割決まる

学校紹介動画は、撮影や編集のテクニックより前に、企画で軸を決め、構成で視聴者の理解を導くことが最重要です。
・視聴者とゴールを最初に決める
・軸は1つ、証拠は数字・場面・人の声で固める
・尺と用途を先に決め、テンプレに沿って構成する
・公開後の運用を前提に、フォーマットを展開する

この流れで進めれば、学校の魅力が伝わるだけでなく、説明会やオープンキャンパスへの参加につながる学校紹介動画になります。企画や構成で迷ったら、まずは「軸が1つに絞れているか」「最後に行動が置けているか」を見直してみてください。