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展示会ブースで動画を最大活用:来場者を惹きつける映像戦略と成功のポイント
動画制作
2025.06.09

展示会ブースで動画を最大活用:来場者を惹きつける映像戦略と成功のポイント

はじめに

ビジネスの新規開拓や新商品・サービスの認知拡大を目指して、多くの企業が「展示会」に出展しています。しかし、数多くのブースが並ぶ中、どのようにして来場者の目を引き、自社ブースへ誘導し、興味を持ってもらうかは大きな課題といえるでしょう。そこで注目を集めているのが「動画」を活用したブース演出です。動きと音声を兼ね備えた映像ならではの訴求力によって、限られたスペースの中でも効率的に自社の魅力をアピールすることが可能になります。

本記事では、展示会でブースに動画を導入するメリットや具体的な活用方法、制作のポイントなどをわかりやすく解説していきます。来場者が立ち止まるきっかけを作り、商談につながる顧客接点を増やすために、ぜひ参考にしてみてください。


1. なぜ展示会ブースに動画が効果的なのか

1-1. 視覚と聴覚を同時に刺激できる

展示会のブースは限られたスペースでありながら、数多くの企業が競い合う場です。ポスターやカタログだけでは、競合他社に埋もれてしまうことが少なくありません。動画を活用することで、動きや音を通じて目と耳を同時に刺激でき、遠目からでも一瞬で目を引くインパクトを生み出せます。

1-2. 複雑な情報を短時間で伝えられる

商品の特長や仕組みが複雑な場合、口頭やテキストだけでは来場者が理解しづらいこともあります。しかし映像なら、グラフィックやアニメーション、実機の稼働シーンを見せることで、わかりやすく情報をまとめられます。動画上での説明を短い時間に凝縮すれば、通りがかりの来場者に効率的に訴求することができます。

1-3. 多言語対応がしやすい

国際色の強い展示会では、ブーススタッフがすべての来場者に対応するのは難しい場合もあります。そこで、英語字幕やナレーション付きの動画を用意しておけば、海外からの来場者にも製品情報やサービス内容を伝えることが可能です。限られた人数のスタッフではカバーしきれない場合でも、動画が補完的な役割を担ってくれます。


2. 展示会ブースで動画を使うメリット

2-1. ブースへの集客力向上

ディスプレイやモニターに映し出される動画は、遠くからでも目を引きつける効果があります。特に、展示会場は多くの音や光にあふれているため、視線をキャッチする工夫が重要です。静止画と比較して動きのある映像は自然と注目度が高まり、結果としてブースに立ち寄る人数が増え、商談のチャンスも多く獲得できます。

2-2. スタッフの説明負担を軽減

ブースが混雑している時間帯や、一人ひとりに十分な時間をかけられない状況でも、動画を視聴してもらうことで商品の概要や特徴をスムーズに伝えられます。動画が基本的な情報をカバーしてくれることで、スタッフはより具体的な質問対応や商談に集中できるため、効率的な営業活動を行いやすくなります。

2-3. ブランディング向上

動画を通じて企業の世界観やストーリー、理念を訴求することで、ブランドイメージを強く印象づけることができます。展示会は新規顧客やビジネスパートナーとの出会いの場であると同時に、競合他社との比較検討が盛んな場でもあります。オリジナルの映像表現を施した動画を活用すれば、他社との差別化を明確に打ち出すことが可能です。


3. 動画制作のポイント

3-1. ターゲットと目的を明確に

ブースに設置する動画だからといって、ただ「目立てばいい」というわけではありません。ターゲットはどのような業種・職種の来場者で、どの段階の情報を必要としているかを把握し、動画の内容をカスタマイズする必要があります。来場者へどんな行動を起こしてほしいのか、どんなメッセージを感じ取ってもらいたいのかをはっきり決めたうえで制作を進めましょう。

3-2. 長さは短め、メリハリ重視

展示会場で動画を視聴してもらえる時間は限られています。ほとんどの来場者は複数のブースを回るため、一つのブースに割ける時間は長くありません。そのため、動画は1~3分程度にまとめるのが理想的です。また、冒頭数秒でインパクトを与え、全体の構成にもメリハリをつけることで、最後まで興味を持って見てもらいやすくなります。

3-3. 音声と字幕のバランス

展示会は会場全体が騒がしく、音声が十分に聞き取れないケースが多々あります。そのため、動画にはテロップや字幕を多めに入れて、音声に頼りすぎない構成にすることが大切です。一方で、ヘッドホンやイヤホンでの視聴を想定した場合には、BGMやナレーションにもこだわり、視聴体験を向上させる工夫も検討しましょう。

3-4. 実際の利用シーンを見せる

商品やサービスの魅力を伝えるには、実際の利用シーンを動画で再現するとわかりやすくなります。特にソフトウェアやクラウドサービスなど、目に見えにくいものの場合は、画面イメージやデモを流すとイメージが湧きやすいです。製造業などであれば機械や製品の稼働映像を入れることで、文字や口頭説明だけでは得られないリアリティを伝えられます。


4. 展示会ブースでの動画活用シーン

4-1. 商品デモコーナーに大型ディスプレイを設置

製品の実機を置いて、すぐ近くに大型ディスプレイで動画を流す方法は非常に効果的です。実際に手に触れられる製品と、動きや機能を詳しく紹介する映像が組み合わさることで、来場者の理解がぐんと深まります。スタッフの説明が追いつかない時でも、動画を見せるだけで商品概要を短時間で把握してもらえるのがメリットです。

4-2. ストーリー性のある紹介動画でブランドをアピール

ブースを彩る映像の一つとして、企業のミッションや歴史、成功事例などを物語風にまとめた動画を常時ループ再生する手法があります。特にBtoB領域で、自社の技術力やプロジェクト実績を分かりやすく表現したい場合に有効です。社内の開発風景や導入事例のインタビューを織り交ぜると、専門外の来場者にも親近感を与えやすくなります。

4-3. QRコードと連動して動画を配布

ブーススペースの都合で大きなモニターが設置できない場合、タブレットやスマートフォンを活用したり、パンフレットにQRコードを印刷して動画に誘導したりすることも可能です。来場者が後ほどじっくり動画を視聴できる仕組みを作っておけば、展示会終了後も継続的に興味を持ってもらうきっかけになります。

4-4. ライブ配信やオンライン展示会との併用

近年では、リアルな展示会とオンライン展示会を同時に開催する「ハイブリッド展示会」の事例も増えています。その場合、会場のブースで行うプレゼンテーションやデモをライブ配信し、オンライン参加者にも動画を見てもらうことで、リアルとバーチャルの垣根を超えた情報発信が可能になります。


5. 動画導入後の効果測定とフォローアップ

展示会で動画を流しただけで終わりにせず、成果をしっかりと測定することが重要です。例えば、展示会終了後にどのくらいの問い合わせや商談につながったか、動画を見た人と見ていない人とで商談の進み具合や受注率にどのような差があったかなどを分析することで、次回以降の動画制作やブース運営に活かせるヒントが得られます。

また、展示会で名刺交換した相手に対してフォローメールを送る際、改めて動画のURLを案内するのも効果的です。興味を持ってくれた人が復習できると同時に、社内での情報共有をする際にも動画のインパクトが役立ちます。来場者との接点を逃さずにフォローすることで、商談や受注につながる確率をさらに高められるでしょう。


6. まとめ:展示会ブースに動画を導入して、来場者の心を掴もう

「展示会」「ブース」「動画」を掛け合わせたプロモーションは、従来のパンフレットやカタログだけに頼るスタイルと比べて、格段に高い訴求力を発揮します。映像の持つ動的な魅力と、展示会のリアルな接触機会を組み合わせることで、来場者に強い印象を残しながら効率良く製品・サービスをアピールすることができます。

もし、展示会向けの動画制作やブース演出について具体的なアイデアやノウハウをお探しでしたら、ぜひ一度お気軽にご相談ください。豊富な経験を持つスタッフが、ターゲットや目的に合わせた映像プランをご提案し、インパクトあるブース作りを全力でサポートいたします。動画をフル活用して、自社の魅力を最大限に引き出し、より多くの商談機会を獲得していきましょう。