動画制作 相場 5分はいくら?料金の目安・内訳・安くするコツまでわかりやすく解説
5分の動画を作りたいと考えたとき、多くの人が最初にぶつかるのが「相場が広すぎて判断できない」という問題です。検索すると「数万円〜数百万円」といった幅のある情報が出てきますが、これは誇張ではなく、5分動画は作り方次第で本当に金額が大きく変わります。
なぜなら、5分は“情報をしっかり伝えられる尺”である一方、撮影・編集・構成・ナレーション・アニメーションなどの要素を積み上げやすく、工数が膨らみやすい長さでもあるからです。さらに、社内向けの説明動画なのか、採用動画なのか、広告・ブランディング目的なのかで、求められる品質や制作体制も変わります。
この記事では、5分動画の料金レンジをつかみ、見積もりの中身を理解し、目的に合った予算の決め方ができるように、わかりやすく整理して解説します。初めて依頼する人でも「この見積もりは妥当か」「どこを削ればよいか」が判断できる状態を目指します。
5分動画の相場はどれくらい?まずは結論の目安
5分動画の費用は、ざっくり次のレンジで考えると現実に近いです。
- 編集中心(素材支給・撮影なし):5万〜30万円前後
- 撮影ありの一般的な企業動画:30万〜120万円前後
- 企画から作り込み(採用・PR・ブランディング):80万〜250万円前後
- 広告レベル/大規模撮影/タレント起用:250万円〜(上限は青天井)
ポイントは「5分だから5倍」ではないことです。
1分動画と比べて単純に尺が伸びるぶん編集量は増えますが、それ以上に効いてくるのが、撮影規模・構成の複雑さ・修正回数・アニメーションの密度です。5分は構成が長くなる分、合意形成(社内確認)に時間がかかり、修正が増えやすい傾向もあります。
5分動画の相場早見表(タイプ別の料金目安)
まずは「何を作るか」で相場を掴みましょう。5分動画は目的の幅が広いので、タイプ別に見るのがいちばん早いです。
| 動画のタイプ(5分) | 内容のイメージ | 相場の目安 |
|---|---|---|
| 編集のみ(素材支給) | 既存素材を整理、テロップ・BGM・簡易演出 | 5万〜30万円 |
| 研修・マニュアル(画面収録中心) | PC操作説明、手順解説、図解多め | 10万〜60万円 |
| インタビュー中心(撮影あり) | 1〜2名インタビュー+補足映像 | 30万〜120万円 |
| 採用動画(複数社員・職場風景) | 複数人、Bロール充実、字幕・演出 | 60万〜200万円 |
| サービス紹介(説明+実写+図解) | 課題→解決→導入効果を丁寧に | 80万〜250万円 |
| アニメーション中心(撮影なし可) | モーショングラフィックスで説明 | 40万〜250万円 |
| 広告・ブランディング品質 | シナリオ、演出、複数日撮影、キャスト | 250万円〜 |
この表で「自社が作りたいのはどの列か」を決めると、見積もり比較が一気に楽になります。
5分動画が高くなりやすい理由(1分より差が出るポイント)
5分動画は、短尺よりも「制作の設計」が重要になります。主に次の理由で費用差が広がります。
伝える情報量が増え、構成の工数が増える
5分もあると、盛り込みたい内容が増えがちです。
しかし、情報を増やすほど台本や構成の設計が複雑になり、「分かりやすくするための作業」が増えます。分かりやすさは自然に生まれず、設計に工数が必要です。
編集の密度が上がりやすい
5分の間ずっと見てもらうには、映像変化・テロップ・図解・BGM・テンポ設計が必要になります。
「ただ長い映像をつなぐ」だけだと離脱されやすいため、結果的に編集工数が増えやすい尺です。
社内確認が増えて修正が増えやすい
5分動画は関係者が増える傾向があります。
営業・広報・採用・現場・役員など、チェックする人が増えるほど修正は増えます。修正回数や修正の定義が曖昧だと、追加費用の原因になります。
動画制作の見積もり内訳(どこにお金がかかる?)
見積もりを見て「高い」「安い」と感じたときは、内訳を工程で分けると理解しやすいです。制作会社によって項目名は違いますが、構造はだいたい同じです。
企画・構成(プリプロ)で発生しやすい費用
- ヒアリング、目的整理
- 企画案、構成案
- 台本作成(ナレーション原稿含むことも)
- 絵コンテ(簡易/詳細)
- スケジュール作成、進行管理
- ロケハン(撮影場所の下見)
- キャスティング手配(必要なら)
ここを削りすぎると、撮影後・編集後に「やっぱり違う」が起きて、結果的に高くなることがあります。5分動画は特に、最初の設計が完成度に直結します。
撮影(プロダクション)で発生しやすい費用
- ディレクション(現場の進行)
- カメラマン、撮影機材
- 音声(ピンマイク、整音前提の収録)
- 照明(印象が大きく変わる)
- 撮影補助スタッフ
- 交通費、移動費
- スタジオ・ロケ地費
- 出演者費(社員出演なら不要な場合も)
- ヘアメイク、スタイリスト(必要なら)
「音声・照明を入れるかどうか」で金額が変わりやすいです。
特にインタビュー主体の5分動画では、音が悪いと視聴ストレスが大きく、全体の品質が落ちます。
編集(ポストプロダクション)で発生しやすい費用
- 編集(カット、構成整理、テンポ設計)
- テロップ制作(字幕・強調文言・見出し)
- BGM・効果音の選定と調整
- 色調整(カラー補正)
- ノイズ除去、音量の統一
- 図解・アニメーション(モーショングラフィックス)
- ナレーション収録・整音(ある場合)
- 書き出し(縦型/横型、解像度違いなど)
- サムネイル作成
5分動画はテロップ量が増える傾向があり、ここが費用の差になりやすいです。字幕を丁寧に作る場合は、文字起こし・校正・表示タイミング調整が必要で、工数が積み上がります。
5分動画の価格を左右する8つの要素(相場の差の正体)
ここを押さえると、見積もりが読み解けるようになります。
1. 目的(認知・採用・説明・広告)
目的が明確だと、構成がブレにくく、修正も減りやすいです。逆に、目的が曖昧だと工数が増えやすいです。
2. 撮影日数と撮影場所
- 1日か2日か
- 1拠点か複数拠点か
- 移動が多いか
これだけで数十万円単位で差が出ます。
3. 出演者の扱い
社員出演か、キャスト手配かで変わります。
キャストを手配すると出演料だけでなく、オーディション・契約・日程調整も発生します。
4. インタビューの人数
1人と5人では、撮影も編集も大きく変わります。
5分の採用動画は、複数人のインタビューを入れるほど編集が重くなります(良い意味で見応えは増えます)。
5. テロップと字幕の密度
- 要点だけのテロップ
- 全編字幕
- デザインにこだわる字幕
この順で工数が増えます。
6. 図解・アニメーションの量
図解は分かりやすくなりますが、作る量が増えるほど費用が伸びます。
撮影なしでアニメ中心にする場合は、ここがコストの中心になります。
7. 修正回数と確認体制
修正の上限、修正の定義、社内確認フロー。
5分動画は関係者が増えやすいので、ここを固めないと見積もりが膨らみやすいです。
8. 納品バリエーション(縦・横・尺違い)
- YouTube用(横)
- SNS用(縦)
- 30秒版、60秒版のダイジェスト
などが必要なら、最初から要件に入れるほどコストを抑えられます。
目的別:5分動画のおすすめ予算感
「相場は分かったけど、うちはどれくらいで考えるべき?」という方向けに、目的別の現実的な予算感をまとめます。
研修・社内マニュアル(教育目的)
- 目安:10万〜60万円
- 形:画面収録+ナレーション+字幕、必要なら図解
- コツ:撮影よりも、説明の順番と画面設計で品質が決まる
社内向けなら演出は控えめでもOKですが、「分かる構成」にするための工数は必要です。
採用動画(応募の質を上げたい)
- 目安:60万〜200万円
- 形:職場風景+社員インタビュー+字幕
- コツ:音声品質とBロール(働く様子)が重要
採用は“雰囲気”が伝わるかどうかが鍵なので、撮影の比重が高くなりがちです。
サービス紹介・会社紹介(問い合わせや商談に使う)
- 目安:80万〜250万円
- 形:課題提示→解決策→導入効果→事例→CTA
- コツ:構成・台本の完成度が成果を左右する
5分は説明に向く尺なので、構成にしっかり投資すると回収しやすいです。
商品・施設紹介(見せ方重視)
- 目安:30万〜150万円
- 形:商品利用シーン+特徴+比較+使用イメージ
- コツ:照明と撮影設計で見え方が決まる
撮影を丁寧にすると説得力が上がります。
5分動画で失敗しやすいパターンと対策
相場以前に、5分動画でよくある失敗があります。ここを避けるだけで、費用対効果が大きく変わります。
伝えたいことを詰め込みすぎる
5分は長いようで短いです。内容を詰め込みすぎると、結局何も残りません。
対策は「主張は1つ」「補足は3つまで」くらいに絞ることです。
目的が複数になって構成がブレる
採用もPRも営業も全部…となると、誰にも刺さらない動画になりやすいです。
目的は1つ、どうしても複数なら「用途別に動画を分ける」か「短尺版を別で作る」ほうが成果が出やすいです。
修正が延々と増える
関係者が多いと、言い回しの好みで修正が増えます。
対策は、窓口を1人にし、修正回数の上限を決め、修正依頼をまとめて出すことです。
5分動画の費用を抑えるコツ(品質を落としすぎない)
コストを下げるなら、削る場所を間違えないことが重要です。
1. 台本・構成を社内である程度固める
全部丸投げよりも、「言いたいこと」「ターゲット」「掲載先」「必須要素」を整理して渡すだけで、設計工数が減ります。
2. 撮影を1日に集約する
場所移動を減らし、撮影対象を絞る。
同じ素材でも、撮影が1日か2日かで費用は大きく変わります。
3. テロップのルールを決める
- 全編字幕にするか
- 要点だけにするか
- 専門用語は言い換えるか
などルールがあると編集がスムーズになります。
4. 納品形式を最初に決める
縦型・横型・尺違いが必要なら、後出しにしない。
後から追加すると再編集になりやすいです。
5. 素材(写真・ロゴ・資料)をまとめて渡す
素材探しや確認が減るだけで、制作側の工数が下がり、結果的に見積もりが抑えやすくなります。
見積もり比較でチェックしたいポイント(価格だけで決めない)
5分動画は、見積もりの「含まれる範囲」が会社ごとに違いがちです。ここを揃えて比べてください。
成果物の条件
- 尺は5分前後か、最大5分か
- 画角(縦/横)
- 解像度(1080p/4K)
- サムネイル有無
修正条件
- 修正回数
- 修正の定義(文字だけ/構成変更含む)
- 追加費用が発生する条件
素材の権利
- BGMや素材は商用利用可能か
- ナレーションの利用範囲
- 二次利用(切り抜き、短尺化)の扱い
体制と進行
- 誰がディレクションするか
- 進行管理は誰がするか
- 連絡頻度、共有方法
そのまま使える依頼文テンプレ(5分動画用)
相談時にこれを送ると、見積もり精度が上がりやすいです。
- 制作したい動画:5分程度の(採用/会社紹介/サービス説明/研修)動画
- 目的:例)採用応募の質を上げたい
- 視聴者:例)20代後半〜30代前半の求職者
- 掲載場所:例)採用サイト、YouTube、説明会
- 希望の雰囲気:例)誠実、落ち着き、現場感
- 参考イメージ:例)テロップは多め、全編字幕希望
- 撮影:要/不要(要の場合:場所、撮影希望日、撮影対象)
- インタビュー人数:例)社員3名+責任者1名
- ナレーション:要/不要
- 字幕:全編/要点のみ/不要
- 納品形式:横型1080p、縦型も必要など
- 修正回数:2回まで希望
- 納期:例)初稿3週間、最終5週間
- 予算感:例)80〜150万円
まとめ:5分動画は「尺」より「設計と工数」で相場が決まる
5分動画の相場は、編集だけなら数万円から可能な一方、撮影や構成、図解、ナレーション、複数スタッフを組むと100万円を超えることも普通にあります。大事なのは、相場の数字だけで判断せず、目的に対して必要な作り方を選ぶことです。
- まず「どのタイプの5分動画か」を決める
- 見積もりは内訳と含まれる範囲、修正条件を見る
- 費用を抑えるなら、撮影日数・素材準備・修正設計が効く
動画制作 相場 5分を調べて迷ったら、「何を伝えて、誰にどう行動してほしいか」から逆算してください。そこが固まるほど、見積もりもブレにくくなり、納得できる発注につながります。
お困りの際には弊社にお問合せください。
この記事をシェアする