
動画制作
2025.06.17
視聴者をファンに変える!YouTubeコンテンツ制作を外部に委ねるという選択肢
1. なぜ今“外部委託”なのか
YouTube は検索エンジンとしても機能し、滞在時間の長いプラットフォームです。企業が自社で動画を撮影・編集し、サムネイルを作り、SEO を考慮したタイトルやディスクリプションを整えるには、人手・専門知識・機材・時間の 4 点が重くのしかかります。
しかし自社だけで完結しよう”という発想は、成長速度を鈍らせかねません**。社内クリエイターが限られたリソースを割くより、専門パートナーに委託して時間を浮かせ、マーケティング戦略や商品開発に集中するほうが ROI は高くなるケースが増えています。
ポイント
- 企画立案から編集・分析までワンストップで任せられる
- 社内教育コストが不要
- 最新トレンド・機材・アルゴリズムアップデートへの即応力
2. 外部委託で得られる 5 つのメリット
メリット | 具体的効果 | 覚えておきたいチェック項目 |
---|---|---|
① 企画力の底上げ | 視聴完了率が上昇、チャンネル登録者の増加 | 過去実績と再生回数推移を必ず確認 |
② 制作スピードの短縮 | 投稿頻度を維持しアルゴリズムに好影響 | 週何本制作可能か SLA を明確に |
③ クリエイティブの均質化 | ブランドイメージの統一 | サムネイル雰囲気の方向性を共有 |
④ 運営コストの最適化 | 機材購入・ソフト契約費が不要 | 固定費 vs 変動費を試算 |
⑤ データドリブン運用 | 分析レポートで次回施策が加速 | KPI レポート形式・頻度を合意 |
3. 委託先タイプ別・向いている企業像
外部パートナーは大きく 3 類型に分かれます。
- 総合プロダクション
- 特徴:企画会議から撮影・配信設定・広告運用までカバー
- 向いている企業:社内に動画チームがゼロ、かつ短期でスケールしたい場合
- 専門エディター集団
- 特徴:撮影素材を預かり、編集とサムネイル制作を高速化
- 向いている企業:撮影は自社で行い、編集負荷だけ削減したい場合
- 個人クリエイター/小規模チーム
- 特徴:費用を抑えつつ柔軟に対応。ジャンル特化の強みを持つことも
- 向いている企業:限定ジャンルでコスト重視、企画段階で密にコミュニケーションできる体制がある場合
4. 失敗しないパートナー選定 7 ステップ
- 目的を言語化する
- 認知拡大か CV(資料請求・購入)獲得かで KPI が変わる。
- 競合リサーチを共有する
- 同業他社の成功例・失敗例を提示し方向性を揃える。
- 参考動画を 3 〜 5 本提示する
- テイストの齟齬を防ぐ最短ルート。
- 予算レンジを初期段階で提示
- 追加費用をめぐるトラブルを防止。
- 試作品(パイロット版)を作る
- 1 本作って PDCA。合わなければ大きな損失を回避。
- 成果指標とレポートを定義
- CTR・視聴維持率・CVR を数値管理。
- 契約書に“運用中のクリエイティブ権利”を明記
- 退社・解約時のファイル譲渡範囲をクリアに。
5. 成功事例から学ぶ実践ポイント
- BtoB SaaS 企業 A 社
- 課題:資料請求単価が高騰
- 施策:ハウツー動画シリーズを 2 週間ごとに投稿 → ホワイトペーパー DL へ誘導
- 結果:平均 CPL 45% 削減、営業問い合わせ 1.7 倍
- D2C 化粧品ブランド B 社
- 課題:Instagram からの流入は多いが LTV が低い
- 施策:成分解説とメイクアップ講座を分割配信、最後に“詳細は概要欄”でリターゲティング
- 結果:チャンネル登録者 4 ヶ月で 0 → 35,000、人件費比で 270% の売上増
- 地方自治体 C 市
- 課題:観光 PR の予算削減で TVCM が打てない
- 施策:地域の 4K 絶景映像とインフルエンサーの旅 Vlog を組み合わせ
- 結果:宿泊クーポン利用件数 前年同期比 +58%
6. 委託コストの相場感
項目 | 料金目安 | 内訳 |
---|---|---|
企画・台本作成 | 1〜3 万円/本 | 構成・リサーチ |
撮影(1 日) | 5〜15 万円 | カメラ・照明・音声 3 点セット込み |
編集 | 2〜8 万円/10 分 | カット・BGM・テロップ・簡易モーション |
サムネイル | 5 千〜1.5 万円 | A/B テスト別途 |
分析・レポート | 月 3〜10 万円 | KPI 共有・改善提案 |
コツ
- セット料金を用意している会社なら、単品より 10〜30% 割安。
- 長期契約を結ぶ場合、動画本数×単価より 月額固定のほうが全体コストを抑えやすい。
7. よくある Q&A
質問 | 回答 |
---|---|
Q. 社内にノウハウを残すには? | 企画会議に必ず担当者を参加させ、台本・編集ファイルを共有フォルダで保管する。 |
Q. センシティブな情報の取り扱いは? | NDA を結び、素材の暗号化受け渡しを徹底する。 |
Q. チャンネル権限を渡すのが不安 | オーナー権限は保持し、編集者権限のみ付与。二段階認証を必須に。 |
Q. バズ動画を狙うべき? | 単発の爆発より“視聴維持率 50% 超”の量産がブランドには有効。 |
8. 外注後の社内フロー整備
外部委託が始まると、**“社内の意思決定速度”**がボトルネックになりがちです。
- レスポンス担当を一人に集約
- 制作カレンダーを共有し、確認期限を明確化
- コメントはスプレッドシート化し、履歴を可視化
こうした工夫で二重連絡や担当者不在による遅延を防ぎます。
9. まとめ――“動画制作を任せる”は攻めの経営判断
外部パートナーに制作を委ねることは、単なるコスト削減策ではありません。
- 機会損失の最小化
- 専門家ネットワークの活用
- データドリブンな改善サイクルの高速化
これらを通じて、経営リソースを“動画づくり”から“価値づくり”へ再配分できます。
最後に
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