©REMI inc.

  • HOME
  • /
  • BLOG
  • /
  • 動画制作
  • /
  • 2026年版:動画制作で補助金を活用する完全ガイド(対象になりやすい経費・制度の選び方・申請のコツ)
2026年版:動画制作で補助金を活用する完全ガイド(対象になりやすい経費・制度の選び方・申請のコツ)
動画制作
2026.01.28

2026年版:動画制作で補助金を活用する完全ガイド(対象になりやすい経費・制度の選び方・申請のコツ)

はじめに

「広告動画を作りたい」「採用動画で応募を増やしたい」「商品説明を動画にして問い合わせを伸ばしたい」。こうした目的があっても、動画制作はまとまった費用がかかるため、踏み出せないケースが少なくありません。そこで検討したいのが、動画制作に関連する費用を一部サポートしてくれる補助金です。
この記事では、動画制作 補助金 2026という観点で、制度の探し方、対象になりやすい考え方、申請でつまずきやすいポイント、そして成果につなげる設計までを、できるだけやさしく整理します。制度名や条件は年度ごとに更新されるため、最終的には必ず最新の公募要領で確認する前提で読み進めてください。

2026年に動画制作で補助金を使う前に知っておくこと

補助金は、使い方を間違えると「せっかく作ったのに対象外になった」「書類不備で間に合わなかった」になりがちです。最初に、重要ポイントだけ押さえましょう。

ポイント1:後払いが基本になりやすい

多くの補助金は、採択後に事業を実施し、実績報告や検査を経てから補助金が支払われる流れです。つまり、制作費は一度自社で立て替える前提になりやすいので、資金繰りも含めて計画しておく必要があります。

ポイント2:交付決定前の契約・発注・支払いは要注意

「採択されたから大丈夫」と思って、交付決定前に発注してしまうと対象外になることがあります。採択と交付決定は別物として扱われることが多いので、制作会社への発注タイミングは必ずルールに合わせます。

ポイント3:目的が曖昧な動画は通りにくい

補助金は「経営課題の解決」や「販路開拓」「生産性向上」「新規事業の立ち上げ」などの目的が明確なほど、計画が評価されやすくなります。「なんとなく動画が欲しい」ではなく、数字で説明できる目的に落とし込むのがコツです。

ポイント4:制度名の変更や枠の入れ替わりが起きやすい

2026年は特に、DXやIT活用の支援策の呼び方が変わるなど、制度の整理が進む可能性があります。去年までの情報をうのみにせず、「今年の公募要領でどう書かれているか」を最優先にします。

ポイント5:仕様と成果物が曖昧だとトラブルになる

補助金は、成果物や支出証憑(見積書・請求書・支払い証明など)をそろえて説明する必要が出てきます。納品物の内容(尺、本数、用途、修正回数、納品形式、権利範囲)を最初から文章にしておくと安心です。

動画制作が補助対象になりやすいケース

動画制作そのものが直接の対象になる場合もあれば、「広報」「ウェブ」「外注」「新商品開発」など別の区分で認められる場合もあります。2026年に探すときは、まず自社の目的を次のどれに近いかで整理すると見つけやすくなります。

販路開拓・集客を目的とする動画

例:自社サイトやECに掲載する商品説明動画、サービス紹介動画、SNSやYouTubeの広告用動画、展示会で流すPR動画など。
押さえどころ:誰に、何を、どこで見せて、行動をどう変えるか(問い合わせ、購入、来店予約など)を具体化します。

採用・定着を目的とする動画

例:採用サイトで流す会社紹介、社員インタビュー、職場の一日、教育・研修の導入動画など。
押さえどころ:採用は費用対効果が説明しやすい分野です。応募数や面接設定数、離職率など、指標を決めておくと強いです。

新規事業・新商品を立ち上げるための動画

例:新サービスの紹介ムービー、クラウドファンディング用動画、海外向けの字幕付きプロモーションなど。
押さえどころ:新規事業系の補助金は、動画制作だけでは弱くなりがちです。試作、設備、販路づくり、体制構築とセットで設計します。

DX・業務効率化と組み合わせる動画

例:マニュアル動画で教育コストを削減、営業の説明動画で訪問回数を削減、AIツールで編集や字幕制作を効率化など。
押さえどころ:制作だけではなく、業務プロセスがどう変わって、何時間削減できるかまで描けると説得力が上がります。

動画制作で「経費」にしやすい項目の考え方

制度によって経費区分の呼び方は違いますが、動画制作は次の要素に分解して整理すると、対象経費として説明しやすくなります。

  • 企画設計:構成案、台本、絵コンテ、撮影計画
  • 制作実務:撮影、照明、録音、編集、モーショングラフィックス、アニメーション
  • 素材調達:ナレーション、BGM、効果音、素材購入、翻訳、字幕
  • 運用準備:サムネイル作成、掲載用のカットダウン(短尺版)、掲載ページの整備
  • 検証:配信後の分析、改善案の作成、ABテストの設計

ここで大切なのは、動画を「納品して終わり」にしないことです。補助金の審査でも事業成果でも、運用と検証まで含めた設計のほうが強くなります。

2026年に検討したい補助金の方向性(国・自治体・業界向け)

ここでは「動画制作に絡めやすい」代表的な方向性を紹介します。名称や枠、上限額、対象経費は年度で変わるため、あくまで探し方の地図として活用してください。

小規模事業者向けの販路開拓系

向いている人:小さく始めたい、PR動画や採用動画を作って集客を伸ばしたい、ホームページやチラシと合わせて実施したい。
考え方:経営計画に基づく販路開拓が中心。動画はウェブ関連や広報、外注などの枠で整理されることが多いです。

設備投資・革新系(生産性向上、サービス開発など)

向いている人:新商品・新サービス開発とセットで投資したい、製造や提供プロセスを改善したい。
考え方:動画制作単体ではなく、プロトタイプ開発や設備導入、提供体制の改善などが主役になり、動画は販路拡大の一部として組み込みます。

新規事業・業態転換系

向いている人:既存事業から新しい柱を作りたい、新市場へ進出したい、売上構造を変えたい。
考え方:事業の転換計画や収益計画が中心。動画は市場への打ち出し(認知獲得、リード獲得)として入れます。

デジタル化・AI導入系

向いている人:編集・字幕・翻訳・分析などをITツールで効率化したい、マーケティングの計測やCRMと連動させたい。
考え方:補助対象はITツール導入が主になりやすいので、動画制作費そのものより、制作の周辺(編集ソフト、AI、解析、運用の仕組み)で考えます。

自治体の広報・販路開拓・デジタル支援

向いている人:地域で事業をしている、観光・特産品・商店街など地域性がある、国の大型制度に間に合わない。
考え方:自治体は「ウェブ活用」「販路開拓」「創業」「省力化」などテーマが多彩です。募集期間が短いこともあるため、日頃から情報を拾うのが重要です。

映像・コンテンツ産業向けの支援

向いている人:映像作品やコンテンツ制作を事業として行う、制作会社・クリエイター側として制作費を支援してほしい。
考え方:一般的な中小企業向け制度とは別に、業界向けの公募が出ることがあります。対象事業の定義が独特な場合があるので、要件を丁寧に確認します。

情報収集をラクにする方法

制度探しが大変に感じる理由は、情報が分散しているからです。2026年は次の探し方を組み合わせると、ムダが減ります。

  • 国の補助金を一覧できるポータルで「受付中・受付予定」を見る
  • 自治体の公式サイトで「補助金」「助成金」「販路開拓」「ウェブ活用」などで検索する
  • 商工会・商工会議所の会報やメールマガジンを受け取る
  • よろず支援拠点や認定支援機関で「どの制度が合うか」を先に絞る

申請までの流れを7ステップで整理

動画制作 補助金 2026で失敗しないために、まずは全体の流れを短く把握しましょう。細かい書類名は制度によって違いますが、基本の順番は似ています。

ステップ1:目的とゴールを1枚でまとめる

例:採用応募を月20件にしたい、問い合わせ単価を3割下げたい、ECの購入率を1.2倍にしたい。
動画は目的そのものではなく手段です。最初に「何を変えるか」を決めます。

ステップ2:どの制度に合うか当たりをつける

販路開拓なのか、新規事業なのか、DXなのか。目的が決まると、探すべき制度の方向性が決まります。

ステップ3:制作物の設計をする

最低限ここまで決めます。

  • 誰に見せるか(ターゲット)
  • どこで見せるか(サイト、SNS、展示会、広告、営業)
  • 何を伝えるか(強み、差別化、価格以外の価値)
  • 何をしてほしいか(問い合わせ、資料請求、応募、購入)

ステップ4:見積とスケジュールを固める

見積は、動画の本数や尺だけでなく、企画、撮影日数、編集、ナレーション、字幕、多言語対応、BGMの権利、修正回数まで明記してもらうと、後で説明しやすくなります。

ステップ5:申請に必要な準備を早めに済ませる

電子申請が前提の制度が増えています。代表者の本人確認や、申請用アカウントの取得に時間がかかることがあるため、早めに動くほど有利です。

ステップ6:事業計画書を作り込み、根拠をそろえる

審査は「実現可能か」「効果が見込めるか」「お金の使い方が適切か」で見られます。動画の場合は、配信導線と計測方法が弱点になりがちなので、ここを厚くします。

ステップ7:採択後はルール通りに進め、証憑を残す

契約、発注、納品、支払い、報告まで、証拠がそろわないと補助金が受け取れないケースがあります。領収書だけではなく、振込記録、検収書、納品データ、掲載先の画面保存なども含めて管理します。

採択される企画にするための設計図(動画企画の作り方)

動画の良し悪しは、撮影や編集の腕だけで決まりません。補助金の審査でも、成果につながる設計になっているかが問われます。ここでは、企画の骨組みをテンプレ化して紹介します。

現状分析

  • 今の集客導線は何か(紹介、検索、広告、展示会など)
  • どこで離脱しているか(サイトで見られていない、比較で負ける、説明が難しいなど)
  • 競合と比べて強みが伝わっているか

打ち手としての動画の役割

  • 初見の不安を減らす(実績、工程、顔が見える)
  • 複雑なサービスを短時間で理解させる(図解、アニメーション)
  • 体験価値を先に見せる(利用シーン、ビフォーアフター)
  • 採用のミスマッチを減らす(仕事のリアル、価値観)

制作物の構成例

  • 30〜60秒の短尺:広告・SNSで認知を取る
  • 2〜3分の説明:サイトで比較検討を後押しする
  • 5分前後の深掘り:導入事例、インタビュー、教育用

計測と改善の設計

  • 動画を見た人が次に何をするか(CTA)を決める
  • 計測手段を決める(フォーム、電話、予約、EC、応募)
  • 運用で改善する(サムネ、冒頭5秒、尺違い、字幕)

見積・発注・権利関係で失敗しないためのチェックリスト

補助金申請の観点でも、制作実務の観点でも、トラブルになりやすいポイントがあります。契約前に次を確認しておくと安心です。

成果物の範囲

  • 納品本数、尺、比率(横、縦、正方形)
  • 納品形式(mp4、mov、解像度、字幕ファイルの有無)
  • 修正回数と追加費用の条件
  • 素材データ(撮影素材、編集プロジェクト)の提供有無

権利と利用範囲

  • BGM、ナレーション、写真、フォントの権利処理は誰が行うか
  • 二次利用(広告、展示会、テレビ、他媒体)に制限はあるか
  • 出演者の肖像権同意は取れているか
  • 公開期限や買い切りかどうか

支払いとスケジュール

  • 着手金、中間金、納品後など支払い条件
  • 補助金のルール上、いつ契約してよいか
  • 納期遅延時の扱い(延長、対応範囲)
  • 実績報告に必要な書類を出してもらえるか

よくある質問

Q:動画制作だけで申請できますか

A:制度によりますが、動画制作だけで通しやすいものと、他の取り組みとセットにした方が良いものがあります。販路開拓系は比較的組み込みやすく、新規事業系や投資系は、事業の中核が動画にならないよう設計するのが現実的です。

Q:自社で撮影・編集しても対象になりますか

A:外注費として認められる制度では外注が中心になりやすい一方、機材やソフト導入が対象になりやすい制度もあります。自社制作にこだわる場合は、何が補助対象経費として整理できるかを先に確認します。

Q:どこに相談すればいいですか

A:申請に慣れていない場合は、地域の商工会・商工会議所、よろず支援拠点、認定支援機関などに相談すると進めやすいです。制度選びだけでなく、計画書の筋が通っているか、見積の取り方が適切かも一緒に見てもらえます。

まとめ

2026年に動画制作で補助金を活用する最大のポイントは、「動画を作ること」ではなく「何を改善し、どう成果を出すか」を先に決めることです。目的と導線と計測が整えば、動画制作 補助金 2026の情報収集も、申請書づくりも一気にやりやすくなります。
まずは、目的を一文で言える状態にし、必要な動画の本数と用途を決め、見積とスケジュールを固める。そこから制度を選び、ルール通りに進める。この順番で取り組めば、補助金を「もらうこと」がゴールにならず、事業成長につながる投資になります。

撮影や補助金に関するお問合せごとあればお気軽にお申し付け下さい。