
センスの良い動画を簡単に編集する方法
YouTubeやSNSでかっこいい動画や、おしゃれな動画を見て、「自分でもやってみたけど、いまいち上手くいかない」という方に。このページでは、動画のクオリティを高めるテクニックをご紹介します。
動画編集の流れ
全く動画編集をやったことがない方にとって、動画は未知の世界で、編集はかなり複雑で素人には手が出せないものと思えてしまうかもしれません。
しかし、基本的には複数の動画の中から使えるカットを選んで並べたり、音楽や音声を組み合わせるだけです。
CGやトランジションなどで演出を加えると専門性は高まりますが、シンプルな編集であればさほど難しくはありません。
では、どうすれば自分のイメージするセンスの良い動画に近づけられるのか、ここからご紹介します。

情報を整理する
動画編集というだけあって、複数の動画を編集することになります。
- 何を伝えたいのか
- どんな意味があるのか
- どんな魅力があるのか
視聴者に伝えるには、作り手がこれらを具体的に理解しておくべきです。
YouTubeやテレビで流れるCMでも、「伝わる動画」は上記の点が明確になっています。
作業に取り掛かる前に、まずは情報を整理しておきましょう。


編集の方法
ここからは、具体的な動画編集のテクニックをいくつかご紹介していきます。
◯イメージに合う音を使う
動画を印象的にするためには「音」がとても重要です。
動画で使う音声は、大まかに分けて以下の4つがあります。
① BGM(バックグラウンドミュージック)
BGMは動画の雰囲気を決定づける重要な要素です。慎重に選びましょう。
② アンビエンス
海のシーンでは波の音、森の中では鳥のさえずりなど、そのシーンの「環境音」です。
③ フォリー
足音や扉を開ける音など、現場で録音された生音です。別収録の音を使うこともあります。
④ サウンドエフェクト
現実とは異なる効果音。スターウォーズの宇宙戦闘シーンなど、没入感を高める効果があります。
音楽のリズムに合わせてカットを切り替えると、映像のテンポも良くなります。
フリー素材や有料サイトから音楽をダウンロードすることも可能です。
おすすめの音楽サイト:
- Artlist:商用・非商用問わず使用可能、著作権表記不要
- Epidemic Sound:フォロワー数に応じた料金設定
人気YouTuber(はじめしゃちょー、水溜りボンドなど)もフリー音源を活用しています。

◯カットの切り替えを工夫する
動画の印象は、カットの切り替え方やカットの長さでも大きく変わります。
以下に代表的なテクニックをご紹介します。
① 音楽に合わせてカットを切り替える
『新世紀エヴァンゲリオン』のOP「残酷な天使のテーゼ」は、90秒84カットで構成され、テンポの良さが印象的です。
止め絵が多くても、音楽と映像のテンポを合わせることでセンスある動画に仕上がります。
② トランジションを工夫する
トランジション(transition):カットとカットのつなぎ目の演出方法
- ディゾルブ
フェードイン・フェードアウトを組み合わせて、映像が自然に重なるように切り替える定番手法。 - Jカット・Lカット
- Jカット:次のシーンの音を先に流す
- Lカット:前のシーンの音を次の映像にかぶせる
音でのつながりが、映像の自然な流れや没入感を生み出します。
- カッティング・オン・アクション
アクション途中でカットを切り、次のカットで同じ動作の続きを見せる方法。パンチや振り返りなどに効果的。 - インビジブルカット
暗所や似た色などでシーンをつなげ、一見するとカットされていないように見せるテクニック。
横切る車などを使って繋げる方法も有名。 - クロスカット
複数の場面を交互に見せることで、同時進行感や緊張感を演出。
サスペンス映画の電話シーンなどで活用されます。

まとめ
いかがでしたか?
動画編集は、何度も繰り返すことで上達します。
現在は、テープ編集と異なり、ノンリニア編集が主流です。
たとえば:
- Adobe Premiere Pro
- Final Cut Pro
これらのソフトを使えば、データを劣化させずに、いつでも自由に編集が可能です。
追加・削除・並び替えなども簡単に行えます。
最終的に大切なのは、自分自身が楽しむこと!
正解があるわけではないので、自分の感性を信じて、楽しみながら編集を続けましょう!
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